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spread-eagled 「大の字になって」 [和英表現]

前回は「四つんばい」を表す英語を取り上げたが、連想で「大の字」について書いてみよう。手足を広げて横たわる様子を描くのに漢字の「大」はぴったりだと日本人の私は思うが、英語ではワシが翼と脚を広げた姿になぞらえるのがおもしろい。

以下、読んだ本で見つけてメモしていた実例をあげてみよう。最初は007「死ぬのは奴らだ」の原作からである。

- There was only one floor between him and the spreadeagled body below. (中略)
Tee-Hee was either dead or dying. He lay spreadeagled on his back. His striped tie lay across his face like a squashed adder. Bond felt no remorse. He frisked the body for a gun and found one stuck in the waistband of the lavender trousers, now stained with blood.
(Live and Let Die by Ian Fleming)

もうひとつもスパイ小説で、グレアム・グリーンの「ヒューマン・ファクター」にあったもの。主人公の飼い犬が低い姿勢を取って獲物を襲うチャンスをうかがっている描写である。

- On one occasion Buller was found spread-eagled outside the bedroom door waiting his chance, breathing heavily like a Shakespearian murderer.
(The Human Factor by Graham Greene)

こんなところにもシェイクスピアが顔を出すのがイギリスらしい。

spread-eagle や spread-eagled を英語圏の辞書で引いてみよう。「大の字」を他にどう表現できるかを知ることもできる。

- Stretched out with one’s arms and legs extended
She lay on her stomach spread eagle, head titled to the side, face contorted in pain.
(Oxford Dictionaries)

- lying or standing with arms and legs outstretched
the spreadeagled body
He was spreadeagled across the bed, face down, still in his clothes.
(Collins English Dictionary)

- to stand or move with arms and legs stretched out: sprawl
(Merriam-Webster's Online Dictionary),

最後の記述にあるように、sprawl という言葉でも表現できることになる。

- sprawl (be sprawling, lie sprawling) on the bed (in the chair)
ベッド(椅子)に大の字になって寝そべる(寝そべっている)
(研究社英和大辞典)

また逆に、「大の字」を和英辞典で調べると、

- 大の字に寝る
lie (sprawl, be stretched) at full length (with one's arms spread out); lie spread-eagled; lie in an X shape; stretch oneself
(研究社和英大辞典)

とある。このうち "in an X shape" を検索してみたら、どちらかといえば人についてよりもモノの置き方に使われている例が目につくように感じたが、このへんはよくわからない。

ついでだが、Graham はよく「グラハム」と表記され、こちらが定着している人名もあるものの、英語としての一義的な発音は「グレイアム」のようになるので注意が必要だ。私は十代の時、この「グレアム・グリーン」のおかげで Graham の発音を知ったこともあり、ちょっと触れておきたい。なお、この作家のつづりは最後に -e がつくが、一方で「緑色」と同じ Green さんと綴る人名もあるのでややこしい。

そういえばまったく英語と関係ないが、GReeeeN という音楽グループがある。最近あまり名前を聞かなくなったような気がするが、どうしているのだろうか。


The Human Factor (Vintage Classics)

The Human Factor (Vintage Classics)

  • 作者: Graham Greene
  • 出版社/メーカー: Vintage Classics
  • 発売日: 2000/06/13
  • メディア: ペーパーバック


タグ:-発音
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