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こんな固有名詞があった! アメリカの湖 Chargoggagoggmanchauggagoggchaubunagungamaugg [英語のトリビア]

外出するときは必ず電子辞書を持ち歩き、気になったことを調べるようにしているが、この週末、何かを検索していて偶然に引っかかったのが、タイトルに示した地名である。目にした時は、辞書のトラブルで字化けが起きたのかと思ったほどだ。

電子辞書の Britannica Concise Encyclopedia にあったものだが、帰宅後、あらためてインターネットで調べてみた。日本語の「ウィキペディア」にはちゃんと記載があったので、引用しよう。

- チャーゴグガゴグマンチャウグガゴグチャウバナガンガマウグは、アメリカ合衆国マサチューセッツ州のウェブスター (Webster) 東部にあるチャウバナガンガマウグ湖 (Lake Chaubunagungamaug) の非公式な名称のひとつである。ニプマク族などの部族は、この湖を公式名称に類似した色々な名前で呼んでいた。

次は Wiktionary にあった Chargoggagoggmanchauggagoggchaubunagungamaugg の記述である。

- A lake in Massachusetts, USA.
Etymology
Nipmuck "English knifemen and Nipmuck Indians at the boundary or neutral fishing place".
Alternative forms
Lake Chaubunagungamaug (official USGS name)
Usage notes
This is said to be the longest place name in the USA.

USGS とは地震の時にその名を聞くことがあるアメリカ地質調査所 U.S. Geological Survey のこと。英語版の Wikipedia は、その公式名の短めの(それでも充分長い)綴りを項目としていた。その一部を引用しよう。

- Lake Chargoggagoggmanchauggagoggchaubunagungamaugg, a 45-letter alternative name for this body of fresh water, is often cited as the longest place name in the United States and one of the longest in the world. It is not spelled correctly on the sign bordering Connecticut.

Today, "Webster Lake" may be the name most used, but some (including many residents of Webster), take pride in reeling off the longer versions.
( http://en.wikipedia.org/wiki/Lake_Chaubunagungamaug )

非公式名なのにアメリカ最長の地名とするのは反則ではないか、と思ったが、それも許そう、という気になるくらい見事に長い。もしかしたら、公式名としては本来こちらになるはずだったが、あまりに長いので意図的に短い形にして採用したのが真相では、と想像したくなるほどだ。なお、ここに出てくる fresh water は、先日取り上げたばかりである(→fresh water は「新鮮な水」か? (カズオ・イシグロ「日の名残り」)

先の英文とも一部内容がかぶるが、再び日本語の「ウィキペディア」から。

- ウェブスターの住人の多くはニプマク族による名前を発音できないので、単にウェブスター湖 (Webster Lake) と呼んでいるが、ニプマク族による名前をすらすらと言えることを誇りにしている人もいる。あまりに長いために綴りは一定しておらず、湖畔にいくつかある公式の看板でさえ、ものによってまちまちになっている。2009年4月には、看板のひとつに綴り間違いがあると報じられた。

現地に行ってみたくなるような内容ではないか。問題の看板の写真も載っていて、

- 綴りの間違いが指摘された湖の案内板。20文字目の「U」が「O」に、38文字目の「N」が「H」になっている。

との説明がある。この「綴りの間違い」は、他のいくつかのウェブ記事が見つかるので、当時けっこう話題になったのかもしれない。

さらに「ウィキペディア」には、英語版にはない、おもしろい情報が載っていた。

- なお、2004年には、トリビアの泉でこの湖が紹介され、当番組では簡単な覚え方が公開された。

そうだったのか! さすが名番組だっただけのことはある。その「簡単な覚え方」も引用されているが、実際に覚えるのは相当苦しいと感じた。確かに語呂合わせに使われている言葉自体はそれほど難しくないのだが、何しろ、元の名前があまりに長すぎる。

英語の発音は、字を見ただけで試みる気も削がれてしまったというのが正直なところだ。

以上、英語力向上を含め実益にはつながらず、それこそ「トリビア」の知識が増えただけだったが、こうした発見があるから、電子辞書をいじるのがやめられない。

過去の参考記事:
電子辞書を電車で読む

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