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「三十何代目かのアメリカ大統領」 [数にちなむ表現]

オバマは第44代アメリカ大統領と覚えやすいゾロ目だが、他の大統領はなかなかそうはいかない。「三十何代目かの大統領」と、あやふやな場合は英語でどういえばいいのか。SF小説「ゴールデン・フリース」を読んでいたら、つぎのような表現があった。

- "Nixon was--"
"The thirty-somethingth president of the United States," Kirsten said. "I do know some things, you know."
(Robert J. Sawyer: Golden Fleece)

英和辞典で somethingth を見ると、「何番目かの」「いくつ目かの」「いく度目かの」という訳語や、

- in his seventy-somethingth year 七十何歳かに

という用例が載っていた。

続いて、私の電子辞書にある英語圏の辞典を見たが、おもしろいことに学習用辞典を含めてどれもこの言葉を載せしていない。

さらにオンライン辞書を探しても、ヒットしたのは Wiktionary のみ("Pseudo-ordinal of an uncertain number" と説明していて、「擬似序数」とでもいえばいいのだろうか)。

ネイティブスピーカーにしてみれば、something + -th だから単独で取り上げるという感覚はないのかもしれない。外国人学習者からみると、ネイティブの意外な盲点といえるだろうか。

「ネイティブに見えず、外国人だからこそ見える」といえば、村上春樹が「総称のyou」を取り上げていたことについて以前書いたことがある

さらに余談だが、タイトルに書いたように、私としては「三十何代目」であり、「30何代目」とは書かない。また先の用例が「七十何歳」としているのも至極理にかなっていると思う。断じて「70何歳」ではありえない。

そう私は思っているのだが、最近の表記は必ずしもそうではないことがあり、個人的には気持ち悪いことこの上ない。これについても以前書いたことがあるが、今や「年配のたわごと」になってきているのかもしれない。

参考記事:
気になる表記「数10」「10数」
umpteenth
nth degree
数につける some、-ish と -odd
村上春樹の「総称のyou」論

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