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blessing in disguise 「つらいと思っても最後にはプラスになること」 (「ファミリーヒストリー~オノ・ヨーコ&ショーン・レノン」) [単語・表現]

有名人の家系を探るNHKの番組「ファミリーヒストリー」で、先日オノ・ヨーコとショーン・レノンが取り上げられ、録画で見た。ヨーコがセレブの血筋であることは知っていたが、その”華麗なる一族”ぶりにあらためて驚いた。

番組は、この親子に放送と同じビデオを見せて感想を語ってもらうというスタイルを取っていたが、ショーンがその中で a blessing in disguise という表現を使っていたので取り上げたい。

明治時代、ヨーコの祖父である小野英二郎は、兵役よりも学問の道に進みたいと、徴兵免除のある官立の大学を受験するが失敗する。そこでアメリカに渡り、大学そして大学院に学んで博士号を取得、論文は高い評価を得た。当時の日本人としては画期的なことだった。

ショーンはこのパートを見たあと、「日本で試験に落ちたことは結果的に良かった」ということを、母ヨーコが好んで口にする言葉であるという blessing in disguise を使って表現していた(以下、私の聞き取りなので、間違いがあるかもしれないことをお断りしておく)。

- ...And maybe if he didn't fail his exams he wouldn't have studied economics in America, and so maybe they wouldn't have done well.(they と複数なのは小野英二郎夫妻を指しているのだろうか)

That shows how fate is sometimes...my mom always says it's a blessing in disguise, meaning something happens and you think it's difficult or it's a bad thing but really is the best thing, so you have to trust that the universe knows how to take care of you.

この表現は、番組の字幕では「不運に見せかけた幸運」となっていた。辞書には「不幸に見えて実はありがたいもの」「不幸に見えても結局は幸福となるもの」、また(私にはちょっと不自然な日本語に思えるが)「姿を変えた幸福」といった訳語が載っている。

英語圏の辞書からも説明と例文を抜き書きしておこう。

- A misfortune that unexpectedly turns into good fortune, as in Missing the train was a blessing in disguise, for if I hadn't, I wouldn't have met my future wife. [Mid-1700s]
(The American Heritage Dictionary of Idioms)

- Fig. something that at first seems bad, but later turns out to be beneficial.
Tony's motorcycle accident was a blessing in disguise, because he got enough insurance money from the other driver to make a down payment on a house.
Dad's illness was a blessing in disguise; it brought the family together for the first time in years.
(McGraw-Hill Dictionary of American Idioms and Phrasal Verb)

日本語の「災い転じて福となす」にも似ているが、そちらは blessing in disguise に比べると、”自分の力や意志で良い方に変える”というニュアンスが強いように私には感じられ、むしろ西洋的な態度に思えるのが面白い。

一方、blessing という言葉には宗教的な意味あいもありそうで、こうした不幸・不運を、いってみれば「人を鍛えるために神が課した試練」というようにとらえているのかもしれない。ショーンは宗教や神という言葉は使っていないものの、上記のように the universe と言っており、やはり人間を越えた何らかの”大いなる意志”を感じているようだ。

なお、ついでに連想したのが a mixed blessing という表現で、こちらは「よくもあり、悪くもあること」「ありがたくもあり、ありがたくもないこと」「手放しで喜べることではないこと」 (something that is good in some ways but bad in others - LDOCE)を指す。

もうひとつ、blessing には「祝福」のほかに「承認」という意味もあるので注意が必要だ。これを誤訳した実例をいくつか見たことがあり、以前取り上げたので付記しておきたい(→ 「祝福」ではない blessing)。

さて、今回の番組の中でオノ・ヨーコは病気を患ったことを認めていて、そういえば少し前の週刊誌にも健康がすぐれないなどと書かれていたが、映像を見る限り病身というような感じはしなかった。私はオノ・ヨーコのファンというわけではないが、やはりいつまでも元気でいてほしいものである。

それよりも私が驚いたのは、久しぶりに見たショーン・レノンが見事な”オッサン”になっていたことである。私がビートルズの音楽を盛んに聞いていたその昔、ショーン君は何とも可愛い男の子だったからだ。

成長し歳を重ねると昔の面影がなくなってしまう人もいれば、一方であまり変わらない人もいるが、親子であってもショーン・レノンは前者、オノ・ヨーコは後者ということだろうか・・・と番組を見ながら、つまらぬことを考えていた。


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タグ:ビートルズ
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