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気をつけたい so-called 「いわゆる」の意外なニュアンス [注意したい単語・意外な意味]

このところ、疑念や皮肉を表す scare quotes や air quotes といったクォーテーションマークについて取り上げていて、so-called にも同じようなニュアンスがあると書いたが、こちらについてもう少し紹介しておこう。

というのは、アメリカ系とイギリス系の辞書で、記述の特徴にちょっとした違いがあるように感じたからである。英米の差なのかどうかわからないが、いちおうメモしておきたい。

まず英和辞典で、この単語の意味をあらためて確かめてみよう。

- (限定的)1 (不信用・軽侮の意を含めて)いわゆる...;名ばかりの...
so-called education (本物でない)いわゆる教育
2 世間で言うところの、いわゆる
the so-called Lost Generation いわゆるロストジェネレーション
(研究社英和大辞典)

- 1 (しばしば軽蔑して)…とやら、…と称する(通例、話者(筆者)がそう呼ぶのは正しくないと思っている名詞の前に置く)
His so-called explanation only complicated things.
2 いわゆる、俗に言う
these so-called progressive politicians
(アンカーコズミカ英和辞典)

ということで、単なる「いわゆる」にとどまらないニュアンスも帯びているわけである。

次に英語圏の辞書を見てみよう。学習英語辞典の雄のひとつ、イギリスの Oxford Advanced Learner's Dictionary では、次のように定義されている。

- 1. [only before noun] used to show that you do not think that the word or phrase that is being used to describe somebody/something is appropriate
the opinion of a so-called ‘expert’
How have these so-called improvements helped the local community?
2. [usually before noun] used to introduce the word that people usually use to describe something
artists from the so-called ‘School of London’

続いて、アメリカで権威のある辞書「ウェブスター」のオンライン版 Merriam-Webster's Online Dictionaryを見ると、

- 1: commonly named <the so-called pocket veto>
2: falsely or improperly so named <deceived by a so-called friend>

つまり、「オックスフォード」は「疑念」の意味の方をひとつ目の語義にしているのに対し、「ウェブスター」はふたつ目にしている。

何だそれだけか、たまたま順番が逆になっているだけではないか、と言われそうだ。私もそう考えたのだが、引き続きオンラインの辞書を見ているうちに、この順番が英米できれいに分かれていることに気づいた。

イギリスの Collins, Macmillan, Cambridge といった辞書は「オックスフォード」、いっぽうアメリカの American Heritage, Webster's New World, Random House は「メリアムウェブスター」と、それぞれ同じ順番で記述している。

イギリス英語(イギリス人)の方が、「疑念」を示すのに使う傾向が大きい、ということを示しているのだろうか。いや、やはりたまたまではないかと思うが、詳しい方がいらしたら教えていただければ幸いである。

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